★マツダルーチェ広報資料「LUCE」序文★マツダルーチェ ハードトップ LA22H セダン LA22S カスタム LA22S 1972年10月18日に発表されたマツダ・ピラミッド計画の最頂位車です。 登場当初より、AP車と呼ばれる、低排出ガスエンジンを準備したり、 (昭和50年規制適合となるのは翌`73年より。 日本の低公害優遇税制適用車第一号となった。) 登場後、パワーユニットにはREの13B、CEのVC・1800を追加し、 12A、13B、VCは当時始まったばかりの排ガス規制に適合したり、 車体ではワゴンやバンを加えながら、 `78年まで生産されたマツダのセダンの最高級車です。 そんな二代目ルーチェ、今年で登場してから40周年。 40周年という事で、ルーチェが発表された当初の、広報資料の ![]() 序文に当たる部分を、起こしてみました。 (改行は、原文通りではない。空白の行が本来の改行位置) <大いなるロータリー>ルーチェの思想は、「人間は個人である」ことの尊重です。 東洋工業が、まったく未知のパワーユニットであった ロータリー・エンジンを将来の自動車エンジンの主流と考え、 研究開発に総力を注ぎ、世界でははじめて大量生産車シリーズに採用し、 単独で<ロータリゼーション>を進めてきたのも、 既成概念にとらわれぬ進取的な"個人"の存在を確信したからです。 世界中の30万人以上の個人達は、この信念の正しかった事を実証してくれました。 マツダ・ピラミッド乗用車体系の最頂位車としてデビューするルーチェは、 自由と余裕ある生活の意義を知る個性的オーナーのハイグレードな 欲求を満足させるトータル・カーです。 基本機種は、明確なコンセプトで区分された次の3種です。 *ダイナミックな流麗さを誇るスペシャルティ<ハードトップ> *品格とゆとりのフォーマルカー<セダン> *躍動と風格の調和したスポーツ・セダン<カスタム> 高級リムジーンの気品と重厚さのフォーマル・セダンと サラブレッドGTの性能と迫力のスペシャルティカーの異なった個性が、 単一デザイン思想から生まれるわけはありません。 フロントフェンダーを除く、2車のすべてのパネルは、 まったく別の造形によるものです。 自動車の積極安全の根本は、「運転する者の意思に従い道路をしっかりつかむ」 という事です。ルーチェは、前1380mm、後1370mmの国産中型車級の ワイド・トレッドを誇ります。 ハードトップの全高に対するトレッドの率は、なんと1:1で、国産車では、 スポーツカー以外にこの比率をもつ車は、ほかに例を見ません。 RH(Road Hugging)レシオと名付けたルーチェのプロポーションは、 入念なサスペンション設計とともに、抜群のロードホールディングと 操縦安定性を生み出します、 ワイド・トレッドにに支えられたワイド・ボディは、 ゆったりと余裕のある快適な居住スペースを5人の大人のために確保します。 コンパクトなロータリー・エンジン搭載はロングノーズ、ショートデッキの イメージを表現しながらも、車長が冗長に走る非合理性をさけます。 操作力の軽く高剛性の反応の優れたバリアブル・レシオ・ステアリングと相まって、 混雑した都市交通においても、敏捷で取りまわしのよい車体サイズです。 カペラがそうであるように、ルーチェを待っているのは、 海外市場におけるヨーロッパの伝統ある高級ハイパフォーマンス名車群との 直接競合です。ルーチェの国内車体寸法概念の枠を破った ヨーロピアン・プロポーションは、来るべき競争の強力な武器なのです。 ルーチェ全機種のエンジンは、世界の名ロータリーRE12A型で、 1型120psに加え、3型130ps高性能型が登場しました。 トランスミッションは3種、サスペンション仕様4種、 タイヤは新開発の超扁平タイプを含む5種類。 インストルメント・パネル2種。 <<トータル・コンフォート(快適性)>>を約束するラグジュリー内装と 装備のチョイス。個性尊重のワイドバリエーションです。 マツダREはロータリーエンジンの本質的性格 (低鉛低オクタンガソリンの使用、レシプロに比べて、 格段に低い窒素酸化物の排出)に加え、独自の燃焼改良、 アイドルリミッター、ブローバイガス還元装置などの対策をしてまいりました。 ルーチェ全機種には、マツダ・コンデンスタンク式燃料蒸発制御装置 (AP車は更にキャニスターを装着)が標準設定され、公害対策は、更に進歩しました。 [以上 LUCE 昭和47年10月 編集・発行 東洋工業株式会社 印刷 中本総合印刷株式会社 より原文のまま2頁目を引用] とまぁ、熱い熱い。 ロータリゼーション。ロータリー拡販の為に生産されていたといっても、 いいと思う、ルーチェ。 乗用車用6気筒エンジンを`86年まで持たなかったマツダがREを スポーツ用と共に高級車用として使用しても不思議はなかった、昔。 ルーチェシリーズ(M13P,LA2系/3系,LA4系,HB,HC)は、 `69年から`91年にかけて、25万3261台が生産されていて、それは、 サバンナRX-7→アンフィニRX-7→マツダRX-7(SA/FB,FC,FD)の81万1634台、 サバンナ(S102A/124A)の28万5887台についで、 マツダのロータリーエンジン搭載車では、 車種別総生産台数の3位に入るという、ロータリーな車なのです。 (各生産台数はマツダ株式会社 2003年版 ロータリーエンジン広報資料により) そんな二代目ルーチェ。 発売40周年の今年、マツダのロータリーエンジンは、一旦?それとも永遠に、 市場から撤退する訳ですが、どんな事が、我がルーチェと、 ![]() そのオーナの自分に起こるか、 ![]() 楽しみな今日この頃~ スポンサーサイト
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★二月の罐遊び★![]() 2012年もあっという間に2月。 2月と言えば寒い時期。 寒い時期は、蒸気がよく見える、ということで、 なんだかんだで機関車遊びをしてしまいました。 ![]() うーんたまらん。ミニSL遊びはたまらん。 寒い空気のおかげで、走ってるぜ!と目に見えて感じやすい蒸気が本当に よく見えて、気分最高。ライブスチーム遊びはたまらん。 ![]() まじで結婚できるんだろうか? と自問自答しつつ、今年で、機関士になって20年目。 「わかっちゃいるけどやめられない」とはたぶんこのこと。 植木さんはいいこと言ったなぁ~ ![]() そんな2月の日曜でした。
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★もうすぐ記憶の彼方へ去る、日野の堀之内研修所★![]() 東京・日野にある堀之内農事研修所。 今は堀之内研修所と呼ばれる事のほうが多い? 堀之内地域の寄り合い所です。 しかし、この研修所は、国道20号線のバイパス計画に重なってます。 日野バイパスの延伸部は八王子南バイパスとつながる予定で、 圏央道の高尾山IC、そして、高尾の国道20号の料亭へ日野から、 設計速度が60km/hの4車線道路で行けちゃうようになる訳で、 便利になるなぁ~、な道路。 その八王子の北野へつながる日野バイパス延伸部の開通が、 数年後に迫ったので、昭和な雰囲気の集会所や、 火の見櫓が姿を消すのは時間の問題。 この辺りにあった、丘の下の駄菓子屋さんももうないけれど、 自分が小さい時に遊びまわったこの界隈。 自転車で、クルマを気取ってすっ飛ばしてたあたりなわけですが、 もうすぐ記憶の彼方へ去る、日野の堀之内研修所をルーチェと一緒に、 撮っておく事にしました。 ![]() 主にルーチェの画像。 ![]() サッシになっている研修所の窓、ついこの前まで、 木のサッシだった様な気がするけど、直してたんですね。 ![]() ![]() ルーチェの奥に見える古い消防団の小屋。 ![]() 消防団の小屋の上についている、今にも落ちそうな電燈。 味あるなぁ~ ![]() そんなこんなな、ルーチェと堀之内研修所のひと時、でした。 |
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★ルーチェとコニ スペシャルD RX-4 and Koni Load -a- Juster SPECIAL "D"★![]() 我がルーチェにつけられる、コニ スペシャル D Koni Load -a- Juster SPECIAL "D" 調整式です。 今から約2年前、 昭和48年4月15日の北海道の道央道 -そしてルーチェのショックアブソーバの交換に失敗する- の時につけていなかった、そのショックをルーチェにつけてみました。 ![]() これは、一枚目の画像に写っているダンパをばらしたところ。 左から、 ダストカバー スプリングショックアブソーバの筒 名前がわかんないけど、スプリングをとめる、分割式のスプリングストッパ ゴムシート という具合の、コニスペシャルD(ルーチェ用) 以前つけなかった理由が、2本のうち1本はすっかすか、だったから。 ![]() でも、画像の中の一番左、青いルーチェセダンに乗る大阪の方から、 "硬さは調整できます" といわれていたことを思い出し、ようやく作業、作業。 ネットで調べてみると、ばらしたショックのうち、 ショックアブソーバの筒を、 ![]() 一番圧縮した状態にして、 ![]() どちらかを押さえて、ぐりぐりっとまわすと、 何かに嵌ったような感触があります。 この状態で確かCCW、反時計回りに目いっぱい回すと、そこが一番やわらかい状態。 そこから約3回転でもっとも硬い状態。 ただしこの状態だと、ロッドを引っ張り出すことが、 自分には厳しいくらいの超絶な硬さ。 ![]() 一番やわらかい状態から、0.75回転くらいでルーチェに装着してみることにしました。 ![]() ところで、わがルーチェは、トルクロッドつき。 このトルクロッドとは、パワーホップという後車軸のバタつきを押さえたり、 リーフスプリングとシャックル、そして、このロッドの位置関係により、 ロール剛性を高め、加速・制動・旋回などにより、車輪の位置が変わったときに、 リアスプリングのバネ乗数を高める効果があるものです。 つまりこれを装着したままだと、ショックを入れやすいように、 車軸を押し下げれば押し下げるほど、バネ乗数が上がって、 ひーひーになってしまう、というわけで、 ホーシングからロッドをはずして、ショックを装着。 ![]() 中古品ながら、ノーマルのすっかすかになったトキコよりかは、 良いだろうということで、早速試走。 ![]() 久しぶりに横田基地のほうにルーチェで行ってみました。 ![]() いやはや、脱帽。これいい。 トラックみたいだった乗り心地が、相当まともになった! 2年間もほっぱらかざずにさっさと変えればよかった! という感じ。ぶわんぶわん煽られる事もないし、 バンプラバーがフレームを突き上げることも減った。 うれしいうれしい、コニのショック。 交換してよかった~な土曜でした。 |
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